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注意点について point

納得の治療のために知っておこう マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)の注意点

患者さまに多くのメリットをもたらす治療ではありますが、万能な治療ではありません。納得できる治療を受けていただくためにも、以下の注意点を充分にご理解いただくことが大切です。

注意点について

インビザラインの注意点
すべての症例に適応可能ではない

治療技術の進歩により、幅広い症例に対応できるようになっていますが、患者さまのお口の状態によってはインビザラインによる矯正治療が適していない場合もあります。
顎が前後もしくは左右に大きくずれているなど、骨格に問題がある場合や、歯並び大きく乱れて複雑に歯が重なり合っているような場合には、適していません。
そのような症状がある場合は、ワイヤー矯正などほかの矯正治療で治療を行なうか、もしくはワイヤー矯正と併用することで歯並びを整えていくことができます。

患者さまご自身の協力が必要

矯正装置を1日20時間以上装着していただく必要があります。装着を怠ると、治療計画通りに歯が動かず、目標としていた治療結果に到達できない可能性があります。患者さまに心から満足いただける治療を受けていただくためには、患者さまのご協力と自己管理が非常に重要です。

食事や歯磨きの際にはマウスピース型矯正装置を取り外す

マウスピース型の矯正装置(アライナー)は、患者さまご自身で取り外すことができます。気をつけていただきたいのは、飲食や歯磨きの際には、その都度取り外し、再度装着していただく必要があるという点です。
ちょっとだけ間食をしたいといった場合でも、手間がかかってしまいますが、装置の変色や破損を防ぐために必ず装置を取り外していただきます。また、アライナーを装着したまま糖分を含む飲み物を口にすると、アライナーと歯の間に糖分が溜まることで虫歯のリスクが高まってしまいますので、ジュースなどを飲む際にも装置を取り外すように気をつけます。
また、歯に汚れや糖分が付着したまま矯正装置をつけると、虫歯を発症しやすくなるため、食事後にはしっかりと歯磨きをすることが大切です。
歯磨きは、装置を取り外した状態で、治療前の日々のケアを同じように歯ブラシを使って丁寧に汚れを取り除きます。

適合性などのチェックのため定期的に通院する

アライナーの適合性や歯並びの状態、お口の中の健康状態などをチェックするため、アライナーを装着してから1~3ヵ月に1度の頻度でご来院いただいております。一般的なワイヤー矯正では、装置の調整のために、3~4週間に1度の頻度での通院が必要なので、ワイヤー矯正の場合よりは通院回数は少なくなりますが、計画通りに歯を移動させていくためにも、スケジュールを調整いただき、忘れずに通院していただく必要があります。より良い治療結果に導けるよう、矯正歯科医として最善を尽くしますので、ご協力をお願いいたします。