マウスピース矯正の注意点│大阪梅田でマウスピース矯正を行なう歯医者「アモウデンタルクリニック」

各線梅田駅徒歩5分/土曜診療/女性医師在籍

マウスピース矯正の注意点 point

納得の治療のために知っておこう マウスピース矯正の注意点

患者さまに多くのメリットをもたらす治療ではありますが、万能な治療ではありません。納得できる治療を受けていただくためにも、以下の注意点を充分にご理解いただくことが大切です。

マウスピース矯正の注意点

インビザラインの注意点
すべての症例に適応可能ではない

治療技術の進歩により、幅広い症例に対応できるようになっていますが、患者さまのお口の状態によってはマウスピース矯正が適していない場合もあります。
顎が前後もしくは左右に大きくずれているなど、骨格に問題がある場合や、歯並び大きく乱れて複雑に歯が重なり合っているような場合には、適していません。
そのような症状がある場合は、ワイヤー矯正などほかの矯正治療で治療を行なうか、もしくはワイヤー矯正と併用することで歯並びを整えていくことができます。

患者さまご自身の協力が必要

矯正装置を1日20時間以上装着していただく必要があります。装着を怠ると、治療計画通りに歯が動かず、目標としていた治療結果に到達できない可能性があります。患者さまに心から満足いただける治療を受けていただくためには、患者さまのご協力と自己管理が非常に重要です。

食事や歯磨きの際にはマウスピース型矯正装置を取り外す

マウスピース型の矯正装置(アライナー)は、患者さまご自身で取り外すことができます。気をつけていただきたいのは、飲食や歯磨きの際には、その都度取り外し、再度装着していただく必要があるという点です。
ちょっとだけ間食をしたいといった場合でも、手間がかかってしまいますが、装置の変色や破損を防ぐために必ず装置を取り外していただきます。また、アライナーを装着したまま糖分を含む飲み物を口にすると、アライナーと歯の間に糖分が溜まることで虫歯のリスクが高まってしまいますので、ジュースなどを飲む際にも装置を取り外すように気をつけます。
また、歯に汚れや糖分が付着したまま矯正装置をつけると、虫歯を発症しやすくなるため、食事後にはしっかりと歯磨きをすることが大切です。
歯磨きは、装置を取り外した状態で、治療前の日々のケアを同じように歯ブラシを使って丁寧に汚れを取り除きます。

適合性などのチェックのため定期的に通院する

アライナーの適合性や歯並びの状態、お口の中の健康状態などをチェックするため、アライナーを装着してから1~3ヵ月に1度の頻度でご来院いただいております。一般的なワイヤー矯正では、装置の調整のために、3~4週間に1度の頻度での通院が必要なので、ワイヤー矯正の場合よりは通院回数は少なくなりますが、計画通りに歯を移動させていくためにも、スケジュールを調整いただき、忘れずに通院していただく必要があります。より良い治療結果に導けるよう、矯正歯科医として最善を尽くしますので、ご協力をお願いいたします。

長所は?注意点は? マウスピース矯正のメリットとデメリット

インビザラインのメリットとデメリット

ここでは、マウスピース矯正治療によるメリットとデメリットをご説明します。納得できる治療を受けるためには、矯正治療を始める前に、メリットだけでなくデメリットも、充分に理解しておくことが大切です。

メリットとデメリット

メリット

透明で目立たない

ごく薄く透明なマウスピース型の矯正装置なので、歯の表面にワイヤーを取りつける矯正装置のように目立ちません。そのため、矯正治療中であっても、口元を気にせずに笑顔を見せることができます。また、周りの人に気付かれずに、歯並びを整えることが可能です。

痛みが少ない

理想的な歯並びにするために、形状の異なる複数の矯正装置(アライナー)を段階的につけ替えていきます。一つのアライナーによる歯の移動量は、わずか0.25mmと少なく、弱い力で少しずつ歯並びを整えていくため、歯に過度の負担がかかることがなく、痛みが抑えられます。また、ワイヤー矯正のように、金属製のワイヤーやブラケットによって、唇や頬の内側の粘膜が傷つくこともありません。

取り外しができる

ほかの矯正装置とは違って、患者さまご自身で、装着と着脱できるのも大きな特徴です。歯磨きの際にはアライナーを取り外して、治療前と同じようにしっかりと歯を磨くことができ、アライナー自体も清掃できるので、お口を清潔に保つことができます。

食事がしやすい

食事の際にはアライナーを取り外すため、ワイヤー矯正のように「装置に食べ物が挟まる」などということを気にする必要はなく、食べたいものを食べて、食事を楽しむことができます。

金属アレルギーでも安心

アライナーは、プラスチック製で金属を一切使用しないため、金属アレルギーがある方でも安心して矯正治療を受けることができます。

通院回数が少なくすむ

患者さまご自身で、アライナーのつけ替えを行なっていただきます。ほかの矯正装置とは違って、矯正歯科医による矯正装置の調整やメンテナンスをほとんど必要としないため、通院回数が少なくすみます。

デメリット

歯を大きく動かす場合には適応しない

歯列の乱れが著しく、歯と歯が大きく重なっているようなケースや、骨格自体に前後もしくは左右にずれがあるようなケースでは、治療することは難しく、適していません。

装着を怠ると計画通りに治療が進まないこともある

矯正治療において良好な結果を出すためには、アライナーを1日20時間以上装着することが必要です。装着し忘れることが多くなると、目標とする位置までに歯がなかなか動かず、治療結果に悪影響を及ぼしてしまうので、患者さまでしっかりと自己管理をしていただくことが大切です。

ワイヤー矯正よりも治療期間がかる場合もある

治療期間は、ワイヤー矯正とほぼ同じか若干短いケースが多いですが、症状によってはワイヤー矯正で治療したほうが、治療期間が短くなる場合もあります。